コラム
2019.12.06

おもいやりの家事分担

 結婚して一年が過ぎ、ようやく二人での生活にも慣れてきたところです。

 私はリポーター・タレントのお仕事をしていますが、仕事で一日ロケがある時はクタクタになって帰宅することも多いです。身体が弱い方なので熱が出ることもよくあります。

 そんな時に、頑張ってご飯作ろうとキッチンに立つと、いつもはおだやかな性格の夫が怖い声で「樹里は寝てて!!俺が作るから!」と、代わりに料理を作ってくれます。結婚してすぐの頃は無理をしてしまうことが多かったのですが、最近は夫に感謝をして甘えるようになりました。

 夫の作る料理は、私の作ったものより見た目がきれいで、味もおいしいのです。。(悔しい!)

 そんな料理を食べると、くそぉー!次は必ずおいしい料理を作るぞー!!と心に決めます。(笑)

 他にも夫は、食器洗いをしたあと、そのままにしてしまいがちなお皿を拭いて食器棚に戻してくれたり、タッパーの蓋を探して組み合わせて定位置に戻してくれたり、、

 最近話題になっている、炊事・洗濯以外の小さな家事「名も無き家事」についても、気がついた時にちょくちょくやってくれ、本当に助かっています。そして、助けてもらった時は、感謝の気持ちを伝えることを大切にしています。

 同じ番組に出演していた先輩、田中友香理さんとは、家族ぐるみのお付き合いをさせてもらっています。友香理さんご夫婦は、いつもとっても仲良しで楽しくて、私の憧れです。そんな友香理さんに夫婦円満の秘訣を聞くと、「うちの場合は、ごめんねとありがとうの安売りやで!」と、関西人の友香理さんらしい言葉で即答。その言葉を聞いてからは細かいことでもしつこいくらいに、「ごめんね」と「ありがとう」を伝えています。

 きっちりと家事の分担を決めることよりも、そのときのお互いの状況をみながら、ピンチの時は助け合って、しっかり感謝して、というおもいやりの家事分担が、今の私たちにはあっています。

 私がピンチの時には、家事をこなし助けてくれる夫。涙が出るくらいありがたく、愛を感じます。感謝の気持ちで、もっと自分もおいしい料理を作れるように頑張ったり、夫が今よりも楽に生活できるよう考えたり・・・

 家事をすることで、愛を伝える。それが私たちの日常になっています。

 そんなこんなで、ドタバタな結婚2年目の日々を送っている私たちですが、今の生活でも大変なのに、これからもし家族が増えることになれば、どうなることやら..ですが、これからも、おもいやりの心と感謝の気持ちを忘れずに、二人で色んなことを乗り越えながら、楽しく過ごしていきたいと思います。

ライター
阿部 樹里
阿部 樹里

講演家・エッセイスト。一児の母。

1989年9月23日、島根県出雲市生まれ。共働きの両親の元で三姉妹の次女として育つ。
中学1年の時に不登校になりながらも、モデル活動をスタート。
24歳からBSS山陰放送の番組にレギュラー出演。テレビやラジオなどのCM・広告など13本に起用。

現在、育児や不登校時代の体験を講演やコラムにて発信している。

「共感して涙がでました」
「不登校児の父として勉強になりました」
など親子それぞれの立場から評価を得ている。

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