コラム
2021.11.01

家事の時間を短くしたいと思った時にまず考えるべきこと

 時短家事コーディネーターの片元です。日々家事に追われている方々に時短家事を提案しています。

 「家事の時間を短くして、自分の時間を作りたい!」

 このようなお悩みをいただくことがあります。家事は生きていく上で必要不可欠であるものの、それ自体は何か新しいものを生み出すというよりも日々繰り返していること、いわゆるルーチン業務になっていることが多いので、無駄があるなら出来る限り省いていきたいという人が多いことはよくわかります。
私自身も様々なテクニックを用いて、家事の時間を短くするように心がけてはいますが、テクニックよりもまず考えないといけないことがあります。

 それは「自分は固定観念に縛られていないか?」ということです。

 私自身、常にこのことを頭に置いているので、ここ最近も固定観念に縛られていることに気づくことができました。

 我が家には12才と10才の男子がいます。彼らは当然のごとく、その場にじっとしていることなんてありません。それは寝ている時も同様で、寝入った時の頭の位置と起きた時の頭の位置が180度回転しているなんてことは毎日のことです。それを観察している時に「彼らにとって枕って意味あるのか?」と気づきました。そこで彼らに枕について聞いてみると、「特に必要ない」とのこと。

 私個人としては寝る時に枕は必要です。それは多くの人にとっても同じではないかと思います。ですので、寝る時の枕は誰にとっても必要だと思い込んではいませんか?でも枕を使わない、必要としていない人もいるのです。

 枕を使っていると寝汗をかけば枕カバーを洗濯しなければならないし、定期的に枕も干さないといけません。
でもそれはあくまで枕を使っていた場合で、枕を使わなければカバーの洗濯も枕本体を天日干しすることも無くなるのです。

 「寝る時に枕は必要」

 この度は私自身が持っていた固定観念を紹介しましたが、皆さんの家事の中でも特に何も考えず、手が勝手に動くからといって当たり前のようやっている家事はありませんか?

 当たり前のようにやっていることを一度見直してみること、これこそが家事を時短する第一歩であり、最も大事な心持ちであり、効果的な方法でもあるのです。

ライター

NPO法人 ファザーリング・ジャパン中国 代表
時短家事コーディネーター
(株)ワークライフバランス認定コンサルタント
広島県子ども子育て審議会 委員
広島県男女共同参画審議会 審議委員
公益財団法人 ひろしまこども夢財団 評議委員

1982年、広島県広島市生まれ。大学卒業後は大手製薬会社に勤務。
次男誕生の際には社内男性初の育児休業(4ヶ月)を取得した。
新潟へ転勤すると同時に「ファザーリングジャパンにいがた」を立ち上げ、代表理事に。
その後様々な要因が重なりうつ病発症。新卒より10年務めた会社を退職し主夫となる。
2人の男子の育児や妻の仕事を支えつつ、フリーライター兼主夫ブロガーとして多様な働き方やライフスタイルについて発信。
昨年4月に広島へUターン。ワークライフバランスコンサルタントとして独立。
主にタスク管理を専門とし、個人、団体問わず様々な分野での働き方改革推進に取り組んでいる。

● 得意分野
・幸せになれるタスク管理
・記録からタスク管理につなげるアドバイス
・部下の立場から見たイクボス(メンタル不調の経験も交えて)
・父親目線からのワークライフバランス。
・ライフデザイン(主夫として生きている経験から)
・現役子育て世代のリアルなパートナーシップ。
● 実績
・岡山県イクボス掘り起こし事業
・JR東日本高崎支社 管理職研修。
・松江市ワークライフバランス推進ネットワーク会議
・新潟市 男性の生き方講座
・新潟市北区 パパ講座
・真人幼稚園様 他 幼稚園でのパパ向け講座
・その他、ワークショップ、パネルディスカッション等多数

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