コラム
2019.11.25

家事分担のハードルは何か?

こんにちは、鳥取市でNPOを経営する中川玄洋(なかがわげんよう)です。家事のシェアは重要なことですね。共働きだったり、子供が小さかったりと、家のやることを夫婦でシェアしていくことは、21世紀を生き抜く基本だと思います。

ただ、苦手意識のある方・パパもいるかと思います。何からやったら良いのか迷う人もいるのではないかと。パパがなかなか、家事に参加してくれないという話も聞きます。パパ側から踏み出すにはどうしたらよいかを、今日はパパ向けに書いてみたいと思います。

1.そもそも苦手意識はどこから来るのか

苦手意識について僕なりに考えてみました。

(1)やり方がわからない

(2)クオリティに自信がない

(3)タイミングがつかめない

の3点なのかなと思います。

やり方については、一人暮らしをしていたかどうかで変わります。一人暮らしの経験があれば、自己流でもやっていたと思うので、ゼロの可能性は低いですね。これまでやってきた経験を、パートナーと共有してみてください。

現状が確認できたところで、あとはチャレンジしてやりながら覚えるしかないです。前回のコラムでは料理を例に書きましたが、自分の得意分野ができると家事のポジションが決まってくるので良いと思います。

クオリティについては、お互いの求める質について確認作業が必要かなと思います。お互いの合格点が違うとゴールがずれます。ここの共有は大事です。

タイミングについては、パパ側が知らない(認識してない)ということがあります。これは見える化して認識しましょう。

2.ではどうしていこう

やり方については、覚えていくしかないので、実践するしかないです。家事の大まかな流れを認識しながら、やっていく。必要に応じて文明の利器にも助けてもらいながら、とにかく実践して覚えていくしかないですね。食洗機もロボット掃除機も使ったもん勝ちだと思います。「洗濯ものたたみ機」の開発を僕は個人的には求めます(めっちゃ苦手です)。

クオリティについては、パートナーとの認識の共有が必要です。何気なくやる家事ですが、ちょっとしたこだわりが出たりします。例えば、皿洗いについて、食器置き場への並べ方によって乾きやすくなるというこだわりがあったとします。最初はお皿が洗えていればOKという共通ルールとして、それ以上は問わない。そういう感じで導入用の共通ルールをつくっていきます。最初からクオリティを求められすぎると、自信をもって引き受けられないので、ゴールの共有をしましょう。そして、少しずつ、技術が上がれば、こだわり部分まで到達できるようになります。レベルアップして、家事マスターを目指しましょう。

タイミングについては見える化です。曜日が決まっているゴミ捨てや、掃除など土日にやることが多いもの。毎日のルーチン(食事、皿洗い、米炊く、洗濯、たたむ)を分けて、一度に書き出すと良いです。めんどくさいですけど、将来の子供のお手伝い(これも家事シェア)を考えると、やっておくと良いかなと思います(○○ちゃん、お風呂お願い―っていずれ使えます)。自分が意識できていない家事などに気づくこともできます。

一つパパに伝えたいのは、自分がしんどいなーって思っているときは、だいたい家族もしんどいので、そこで踏み出すのがポイントです。あと「○○やったらいい?」と聞くのではなく「○○やるね」と確認して動くのが良いかなと思います。徐々にやれることが増えるのは楽しいですよ。

3.新しい暮らし方を模索することを楽しむ

家事分担って今風に言えば家族内で起こるワークシェアリングです。子供がいれば、そこも含めてシェアしていく感じになります(お皿を片づけるとか小さくてもできることはあります)。僕の実家は“働かざる者食うべからず”という教えがあり、「やれることはやれる人がやりましょう。すこしずつやれることを増やしましょう」って解釈で家族運営に参加していく感じでした。

無理なことをやれじゃなく、一人一人の可能性を高めてシェアしようということでした。僕は褒めたら伸びるタイプなので、米を研いでは褒められ、みそ汁を作っては褒められ。料理スキルを軸に家事パワーを積み上げました。結果的に、今、自分としての得意技ができていますし良かったと思っています。

また、無洗米でも、食洗機でも、宅配サービスでも使えるものを取り入れるのは良いと思います。新しい技術に触れるのが楽しい人はその方向性もありです。お金との相談もありますが、空いた時間を好きに楽しむと考えれば、必要な支出かもしれません。

各家庭のスタイルがあると思うので、家庭内ワークシェアでもあるし、新しい暮らし方を作っていくみたいな視点で考えると、すべてチャレンジなので尊いです。家事参加が暮らしのチャレンジとして見えてくると、もっと楽しくなるような気がします。苦手意識から脱却して、楽しむ視点に変えましょう。今日はここまで。

ライター

中川玄洋(なかがわげんよう)
1979年静岡県沼津市出身。
鳥取大学への進学をキッカケに鳥取県へ。大学在学中に“学生人材バンク”を起業し現在に至る。

農村地域へのボランティアから中小企業へのインターンシップ等幅広い分野で大学生と地域との接点づくりを行なっている。近年では、“地域おこし協力隊”の後方支援の仕事も金融機関と連携して行なう。大学生が実施するプロジェクト「農村16きっぷ」は2018年の全国農林業大学生アワードにて農林水産大臣賞を受賞するなど、地方での若者支援をテーマにした県外への講演機会も多い。
第二子が生まれた2012年には1か月の育児休暇を取得した。

内閣府地域活性化伝道師

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