コラム
2021.11.17

日常を続ける大変さと、ありがたさ。後編

 前半では家事について、僕のお話をかかせていただきました。

 今回は育児について、3人暮らしになって頑張っていること、大変だったことを書いていこうと思います。

 お付き合いお願いいたします。

 僕は紆余曲折あってパフォーマーをしていますが、そもそも保育園の先生になりたくて進学し、今現在ある園でお世話になっており、子どもたちの成長のお手伝いをさせてもらってます。

 一応、先生なわけです。自分の子どもは、とても楽しみでしたし、なんとでもなるだろうと思ってました。

 しかし前半に続き、コレも甘かった!新生児の儚さ(はかなさ)にはビクビクしたし、妻の疲れて余力の無い姿にオロオロ。夜中も授乳のサポートもなかなか出来てなかったですし、張り切りが空回りする事もしばしば。

 今も我が子に子育てを教えてもらってる。という感じです。

 でも、子育てはどこから参加なんだろう、と考えると、僕は妊娠中からかなと感じてます。

 毎回の検診と、出産の立ち合いはすごく良かったです。徐々にお腹の中で大きくなる命を実感できるし、いまどんな時期か妻はどのくらい大変になっているかを知れたし、お父さんになっていくんだな、という実感も徐々に得られました。そして立ち合いは、子どもが生まれてきてくれた感動と、妻がどんなにがんばってくれたかを「理解」とか通り越して、一度に納得できました。一緒にいるしかできない自分の不甲斐なさ。妊娠で、体調も体型も変化しない僕が「おとうさん」に変われる一つのきっかけだったと思います。

 そして、うわー!!産まれたー!!の感動の後に待っているのが、自分の生活に四六時中子どもがいる生活、産後の妻のボロボロの体と心。妻が実家に帰っている間、義母さんのフルサポートを受けている環境から、仕事に日中でて、朝晩しか一緒に居れない僕。実家の方がよかった。そう思われないために僕も家事に必死だけど、どうしても抜ける事もありました。妻も出来ることは自分でしたいと思ってくれているから、そことバッティングする事もあって、溜まるモヤモヤ。

 今思えばなんて事ない話ですが、干して出た洗濯物を帰ったら干し直されている。なにか違ったかな、良くなかったかな。でも向こうも好意でしてくれてるし。いやいや、夜中授乳を頑張ってくれてるから朝の掃除洗濯料理くらいは頑張らないと!でもなー、、、

 で、一度話し合わないとダメだー!と思ったタイミングが、向こうのタイミングではなかったり。ちょっとした負のループです。

 僕も大変です!ってのを妻も大変な中だから、言い出し辛かったのが、一番しんどかったですね。でもしんどくても、乗り越えて、なんとか妻と一緒に僕らの生活を作っていけた、ちゃんと育児にも家事にも慣れていけて良かったなと思います。

 そんな中でしたが、子どもとの関わりも、できそうなことは大体やらせてもらいました。おむつ替えや寝かしつけはもちろん、絵本を読んだり、膝にのせて話しかけたり、指を握らせて手遊びをしたりなどなど、分かる分からないではなく新生児の頃からとにかく関わり続けました。その甲斐あってか、随分と仲良くなれたかと自負してます!朝も一番に起こしてくれて、僕も眠気は二の次。「とっと」と朝から可愛い声で呼ばれたら、起きちゃいます。我ながら、息子にしっかりと「おとうさん」にさせてもらいました。

 まだまだ可愛い時期、きっとコレから違った大変さも出てくると思います。でも妻と息子に「感謝」を忘れず、過ごしていきたいと思います。

ライター

1986年島根県雲南産
経歴:倉敷の短大を卒業後、人形劇学校へと進路を向け、愛知の老舗人形劇団に所属。幼児向け作品の上演メンバーとして東海地方を中心に幼稚園・保育園・イベントへと出演し活躍。

2012年開催の神話博島根神話映像館スサノオ役を機に島根へ帰郷。マジックを独学で習い始める。

現在、FM山陰金曜「ゆーきのゴーイブFRIDAY!」のパーソナリティを担当。
そして地域のイベントや幼稚園、保育園の行事に、あるときは腹話術やマジックを行なうパフォーマー、あるときは司会・ナレーションとして積極的に参加し、年々、山陰を中心に活動の場を広げている。


Profession


・ソノタネ(火曜 夜)
・ラジオDJ エフエム山陰 ゆーきのゴーイブFRIDAY!(金 17:05-18:00)

司会・アナウンス
ストリートマジック
ステージパフォーマンス
(腹話術・手品)

CATEGORY

育児

家事

働き方