コラム
2019.11.01

旦那が知らない名前のない家事で、奥様は疲弊する

 最近、名前のない家事のことが、取り上げられている。私自身が全ての家事をできているかというと、そうではない。妻とも家事分担のことで、突っ込まれたこともある。名前のない家事について、あらためて振り返りつつ、どうしたら名前のない家事を自然にできるようになるのか?考えてみたい。

 教育テレビのある番組の1コーナーで、無意識にしていることをアナウンサーが実況中継するというものがある。本人は気づかないけど、体が勝手にやっていること。言い換えると、自分の意識の外にある行動について、ピックアップしている。

 ママたちが腹を立てている名前のない家事を、旦那が全くしないという現実。よくママたちが「考えればできることでしょ?」って言うけれど、ほぼ間違いなく旦那さんは考えてもできないと思う。それは全く意識の外にあることで、思いもよらないことだからだ。

 子育ての講演をさせていただく中で、私はこういうことも伝えていました。

「無理やりにでも、旦那さんに子どもを預けたほうがいいよ。そうしないと、子育てで何があるかわからないから。」

 しかし、あるママの答えで、これだけじゃダメなんだって気づかされる。「旦那に子どもを預けると、旦那は実家に子どもを連れて行って、結局旦那は何もしないんですよ。」

なるほどーーーーーー!!

 いわゆるワンオペ育児になることを回避しちゃってる。これでは、子育て・家事の本当の大変さはわからない。そうなると、やっぱり旦那を教育する必要があるんだな…と、あらためて思った。よくね、こんな愚痴をママから聞く。

 「子どもを育てるのに精いっぱいなのに、旦那も育てるなんてイヤ!!」ほんとだよね。もしかすると、旦那さんは会社で新人さんを教育するときに、こう思っているかも。

「そんなこともわからんの?言われたことだけすればいいってもんじゃない。」

 世の中の家事・育児をしてきていない旦那さん。奥様から、言われてないかもしれないけど、そう思われてるよ。

ライター

平成21年からパフォーマーとして活動する。
「ママが笑顔になれば、世界が平和になる」
バルーンアート・パフォーマーさと原人。
450公演を超える実績。

学童保育勤務経験15年。その後、子どものこころのコーチング協会インストラクターになる。
聞く子育て、4つのコミュニケーションカラーを伝える。

パフォーマーなのに子育て講座の先生。
家では家事・子育てするお父さん。
朝晩料理を作る。

長男の子育てでは、日本中探しても、
パパとしては数少ない育児ストレスを経験。
長女の子育てでは、妻に孤独な育児をさせてしまった。
どちらの経験も乗り越えて、今は楽しく家族で過ごしている。

長男・長女・次女の3児のお父ちゃん。

CATEGORY

育児

家事

働き方