コラム
2023.11.01

育休取って良かったと思うことはなんですか?

私は次男が生まれた約12年前に3ヶ月間の育児休業を取りました。
当時は男性の育休取得率が1%台という時代。在籍していた会社でも男性としては初めてのケースでした。
育休を実際に取得するまでには様々ありましたが、ここではその話は置いておいて、実際に経験してみて良かったことを書いてみたいと思います。
育休を取りたいと思う人の参考になれば幸いです。

まずは、単純に子どもの成長を間近で見ることが出来たというのは本当に良かったと思っています。
最近ではよく聞かれる言葉ですが、「育児は期間限定」です。
その期間を逃してしまうと残念ながら取り戻すことはできません。
実際に長男の時にはその瞬間に立ち会うことが出来なかった初めての寝返りも次男の時には見ることが出来ましたし、日々出来ることが増えていく我が子の成長をこの目に焼き付けることが出来たのは本当に良かったと感じます。

また、育児休業の経験は仕事に復帰した時にも活かすことが出来ました。
当時の仕事は営業で医療機関に出入りしていたのですが、自社製品を採用してもらうのに難航していた得意先に育休明けからは別の角度からアプローチすることで成功したというケースも出てきたのです。
具体的にどのようなプロセスで成功したかと言うと、まず、育休中は当然のことながら育児や家事を主体的に担うことになります。
そこで得た経験や知識、例えば今はどんな野菜が安いかといったことなど、普段仕事ばかりしていたらおそらく口にしないであろう話題が得意先の関係者(多くは女性である看護師さんや医療事務の方々)とのコミュニケーションに一役買ったのです。
これは普段から育児や家事を担っている人からすると当然身につけているものなのですが、それまで忙しさにかまけて目を向けようとしてこなかったことに目を向けることで、学ぶことが出来、それを仕事に活かす、結果として仕事も上手くいくという好循環になりました。
これこそがまさにワークライフバランスだと体感することが出来たのです。

その他にも子どもを通して12年経った今でも大切にしたいと思える人間関係が生まれました。また、今でも妻と良好な関係を築くことが出来ているのは、当時、育児や家事をやっていたからだと自分でも思っていますし、妻からも実際に言われています。

育児休業は取ることが目的となってはいけませんし、様々な環境があるので取ることが難しいという人ももちろんいると思います。
ただ、これだけ男性育休を国としても推し進め、育休を取ることがポジティブに捉えられ始めた今だからこそ、希望する人は積極的に声をあげてみてほしいと感じています。
育児は期間限定なのですから。

ライター

NPO法人 ファザーリング・ジャパン中国 代表
時短家事コーディネーター
(株)ワークライフバランス認定コンサルタント
広島県子ども子育て審議会 委員
広島県男女共同参画審議会 審議委員
公益財団法人 ひろしまこども夢財団 評議委員

1982年、広島県広島市生まれ。大学卒業後は大手製薬会社に勤務。
次男誕生の際には社内男性初の育児休業(4ヶ月)を取得した。
新潟へ転勤すると同時に「ファザーリングジャパンにいがた」を立ち上げ、代表理事に。
その後様々な要因が重なりうつ病発症。新卒より10年務めた会社を退職し主夫となる。
2人の男子の育児や妻の仕事を支えつつ、フリーライター兼主夫ブロガーとして多様な働き方やライフスタイルについて発信。
昨年4月に広島へUターン。ワークライフバランスコンサルタントとして独立。
主にタスク管理を専門とし、個人、団体問わず様々な分野での働き方改革推進に取り組んでいる。

● 得意分野
・幸せになれるタスク管理
・記録からタスク管理につなげるアドバイス
・部下の立場から見たイクボス(メンタル不調の経験も交えて)
・父親目線からのワークライフバランス。
・ライフデザイン(主夫として生きている経験から)
・現役子育て世代のリアルなパートナーシップ。
● 実績
・岡山県イクボス掘り起こし事業
・JR東日本高崎支社 管理職研修。
・松江市ワークライフバランス推進ネットワーク会議
・新潟市 男性の生き方講座
・新潟市北区 パパ講座
・真人幼稚園様 他 幼稚園でのパパ向け講座
・その他、ワークショップ、パネルディスカッション等多数

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