コラム
2023.11.13

10年目の衝撃!

ハードな仕事が続いて疲れ果て、いつの間にか布団に横たわっていた私は、朝起きてはっとする。
「まずいっ、そのまま寝てしまっていた。子どもたちが起きる前に急いで食器を片付けないと…!」

でもその焦る気持ちに反し、キッチンに立ってみれば、食べ終わった食器で溢れていたシンクはきれいに片付けられている。
そして、夫が何気無く放った一言が、私にとってはかなりの衝撃だった。
「朝やるから。夜は眠くて起きていられない。」

夕食後は、毎晩早々に子どもたちと枕を並べて寝る夫に、「家事のことなんて頭にないんでしょ。気にも留めない人に、もはや何を言っても無駄。」と諦めていた私。でもそれは私の思い込みで、早朝に起きて動き出す朝型人間の夫は睡魔に打ち勝てないだけで、やる気がないわけではなかったのだ。

「えっ、そうなの!?だったらもっと早く言ってよ!」と言いかけて、ふと我を振り返る。

そう言えば、私は「明日朝早く出ないといけないから」「まだ夜にしないといけない仕事が残ってるから」などと、それとなーく伝えていたものの、その先に続く「だから食器を洗ってほしい」や、「だから洗濯物を干しておいてほしい」は、当然悟ってくれるものだと決め込み、口にして伝えてはいなかった。

それでいて、「明日早く出ないといけないって言ってるのに、何で何もしないで寝るのよ。」「時間ないんだから、少しは分担してくれてもいいのに。」と、勝手に不満を募らせながら夜のうちに食器洗い、洗濯、その他諸々の家事をこなしては、焦燥感に駆られ、そこからくる疲れも、失敗も全て夫への不満に変換していたのだ。

もしもっと早く「こうしてほしい」と具体的に伝えていれば、もっと早く「朝するから」と言う言葉を引き出し、思い込みも解消し、上手く家事を分担できて、もっと私の時間も確保できていたのかもしれない。

もう何年もパートナーとして過ごしているのに、思い込みとは恐ろしい...。そして、思い込みから始まる負のループとはさらに恐ろしいとしみじみ思う。

今では、夜疲れて寝てしまったとしても、朝起きると食器が片付けられているだけでなく、お茶も沸いているし、ご飯も炊かれている。全部私が伝えたからだ。

「悟れー」と見えないビームを送って、イライラしながら待つよりずっとスムーズ♪
本当はそれにも気づいていたはずなのに、どこかで伝えることをないがしろにしていたのかもしれない。

でも結構そういうことってありますよね?
「しまね・とっとり ワーク・ライフ・バランス キャンペーン」の一環で放送されるミニ番組のテーマの1つが、こうした“思い込み”。その撮影中に思い出したのが、この衝撃の一言でした(笑)
まずは1回、その“思い込み”手放してみることから始めませんか^^

ミニ番組「しまね・とっとりワーク・ライフ・バランス」(TSKさんいん中央テレビ)
詳しくはこちら

ライター
原田 笑
原田 笑

原田 笑(はらだ えみ)
・フリーアナウンサー、セミナー講師
・島根県益田市在住
・2男2女の4人の子育て真っ最中

愛媛県出身。大学卒業後、TSKさんいん中央テレビへの入社を機に島根県にIターン。アナウンサーとして、ニュース番組のメインキャスター、地域情報番組のリポーターを務める傍ら、フィールドキャスター・ディレクターとして、ニュース・番組の取材、編集などに当たる。

第2子出産を機にフリーに転身。2017年4月からは、夫の実家がある島根県益田市に嫁ターン。2021年6月から2年間「TSK news イット!」のキャスターを担当。山陰両県を中心にリポーター、ナレーター、司会、セミナー講師として活動中。ママに向けた益田での新しい旅の形の提案や、ママにやさしいまちづくりに取り組む「益田ママリトリートプロジェクト」の代表も務める。

4人の子どもたちと田舎暮らしを満喫しながら、夫の両親の手助けに感謝しつつ、仕事に勤しむ日々。大好きなパンと和菓子店、カフェ巡りが休日の楽しみのひとつ。

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