家族懇談会は、家族が会社について知る機会
岡田電工株式会社
(米子市)
仕事と家庭の調和と両立促進
電気や通信、空調設備など大型建築物と住まいに関する設備工事事業を中心としたサービスを展開。ワークライフバランスを推進し、社員が仕事と家庭を両立できる職場づくりに力を注ぐ。
子育て中の社員も多い中、時差出勤制度を設け、始業終業時間の繰り上げ・繰り下げによる家庭との調和を図る。配偶者出産休暇や誕生日休暇は、該当する社員の大半が取得するなど浸透している。出生時育児休業の活用を積極的に呼びかけており、取得日数は異なるが、2023年は社内で3人が利用。周囲の理解も進む。
毎年グループ会社全体で、入社3年目までの社員とその家族を招待し、親睦を図る「家族懇談会」を開催。家族が会社について知る機会をつくり、安心感を持ってもらうとともに、家族と協力しながら社会人として社員を育成することを目的とする。社員の仕事内容や普段の様子を聞いたり、家族の思いを伝えたりする貴重な場として、毎年多くの家族が参加する。
人事評価制度に基づき、半年ごとに上司と部下の面談を実施。業務に対する個々の進捗(しんちょく)状況などを確認し、必要に応じて適切なアドバイスを行う。社員のキャリア意向を確認し、成長を促す機会となっている。
総務部の井田文子部長は「社員あっての会社。社員育成に力を入れるとともに、社員にとって働きやすい会社となるよう、各制度の活用を促し、仕事と家庭の調和を進めていきたい」と話す。