社会福祉法人愛耕福祉会では、「健康経営」の実践が女性の働きやすい職場につながるという考えの下、職員の「健康保持増進・疾病予防」そして職場の「環境整備」に全ての職員が取り組んでいます。
　法人内に看護師４名と第一種衛生管理者１名で構成する「衛生委員会」を立ち上げ、産業医や保健所などの各機関と連携して、職員の健康と安全を守るための取組を強化しています。
　また、「治療と仕事の両立支援コーディネーター」を3名（女性）養成し、産業医や島根産業保健総合支援センターなどと連携して、制度拡充と支援対象者へのサポート、職員への周知や、全職員を対象とした「治療と仕事の両立支援セミナー」を開催するなど、治療と仕事との両立支援にも取り組み、職員の安心に繋がっています。
　そして、育児や介護を行う職員、職業訓練または教育を受ける職員その他特別の配慮を要する職員に該当した場合は、「変形労働時間制」の適用を除外するなど、職員の事情に合わせた柔軟な働き方を取り入れています。育児休業復帰後の職員や、核家族で育児中のため、労働時間に制約がある職員、家族の介護が必要な職員などが利用しており、離職防止に繋がっています。
　併せて、法定を上回る出産・育児・介護に関する特別休暇制度（有給）を導入することで、仕事と私生活の両立を支援しています。年次有給休暇取得率も年々上昇しており、令和3年度は80.34％になりました。
　今後も働きやすい職場環境を構築し、職員が自分の能力を発揮しながら成長していくことが法人の発展につながると考え、「ワーク・ライフ・バランス」を積極的に推進してまいります。