カナツ技建工業株式会社では、階層別研修の実施などを通じ、社員の意識向上に向けた取り組みを行っているほか、全女性社員を対象とした研修の実施や女性活躍・働き方改革に関する情報を配布するなど、ワーク・ライフ・バランスの推進に取り組んでいます。
  特に、育児・介護に関する制度では、女性社員で作るプロジェクトチームの意見を取り入れた制度改定の実施や、時効消滅した年次有給休暇を蓄積し、家族の看護や介護、子どもの学校行事への参加など条件を満たした場合に使用できる「年休保存休暇制度」のような特例的な休暇制度を設けるなど、独自の取り組みを行っています。
  また、これらの制度を積極的に活用してもらうよう該当者に対しての取得促進を行っており、近年育児休業を取得した社員の復職率も 100％を維持しています。女性社員だけではなく男性社員の取得がさらに増えるよう啓発にも取り組み、取得率の向上にも努めています。
  2020 年 9 月からは、新たに「作業所異動時休暇制度」を導入しました。
建設業は、工期や天候等の理由で休日（土・日曜日や祝日）に現場作業をせざるを得ないこともあり、さらには、一つの現場が終わるとまた次の現場に異動し、その現場が動き始めるとまた休みが取りにくくなります。そこで、新しい現場への異動前にしっかり休んで次の現場への活力を養うことを目的とし、担当した工事が終了したときに、その工期が 1 年以内の場合は原則最低 5 日間、1 年を超える場合は 10 日間の休暇を取得できるよう制度化しました。