面談で社員の話に耳を傾ける石原社長(右)
山陰スバル株式会社
(米子市)
社長が一人一人と面談
仕事と家庭を両立し、男女ともに生き生きと働ける職場づくりを進め、法定を上回る休暇や短時間勤務などの制度を導入。年次有給休暇の平均取得日数は15日(2021年度)で、全国のスバル販売会社の中で1位。社員の声に耳を傾けつつ、働きやすさと生産性向上の好循環による企業成長を目指している。
就業規則や人事評価は中四国スバル販売会社グループ共通の制度を運用し、育児短時間勤務は小学3年まで、育児・介護に利用できる特別休暇は法定休暇に加え年20日まで取得可能。育児のために特別休暇を活用する男性社員も年々増えつつある。
年次有給休暇は、年5日取得の義務化を機に計画的な取得を推進。社員が心身ともに健康で働ける職場を目指す健康経営の取り組みの一環としても力を入れ、必要に応じて個別に声かけをするなど、職場全体で積極的に取得を促してきた。
社内のコミュニケーションも重視し、石原社長による全社員との面談は時間制限を設けず、一人一人とじっくり向き合う。時には趣味の話題で盛り上がることもあり、職場の課題を把握するだけでなく、社員との関係性を深めるきっかけにもなっている。
石原社長は「社員が生き生きと働く姿勢は、お客さまにも伝わるはず。人口減少やEV化などの課題に対応しつつ収益を上げていくためにも、より働きやすい環境を目指し、社員の意欲や生産効率を高めていきたい」と力を込める。
(令和5年2月現在)