パートナーと家事分担する時に最も大切にしていること
我が家は共働きの夫婦と2人の子どもという4人家族です。子どもたちも成長し、手がかからなくなってきたとはいえ、家事に関しては夫婦二人で分担しなければ上手く家の中が回っていきません。
実際にどうすればパートナーと上手く家事分担が出来ますか?というお悩みを受けることもあります。
答えは一つでは無いですし、そう簡単な問題ではないとも思いますが、我が家で大切にしていることが参考になればと思い、筆を取った次第です。
最も大切にしていること、それは「出来る限り『お互いの情報の共有』をやり続ける」ということです。
パートナーの育ってきた環境から身につけてきた考え方や癖など数え上げればキリがないとも言えるくらいのその人を形作っているもの、そしてそれは過去だけではなく今現在の気分や体調なども含まれます。背景とかバックグラウンドと呼ぶ場合もあるかもしれません。
こういうものは細かく挙げればそれこそキリがないので、共有することなんて無理と思われるかもしれません。
その通りです。簡単ではありません。
だから出来る限りという言葉をつけているわけですが、このお互いの情報の共有という作業はパートナーとの関係を続けていく以上、一生やっていかなければならないことです。
パートナーのことを全て知っているなんて人はいないとは思いますが、そもそも一人の人間の前提を100年にも満たない同居生活の中で全て知ることが出来てしまうなんて危ういと思いませんか?
だから続けていくことが大切なわけですが、そこで大事になってくるのが、「自分の思い通りになることはない」という考え方です。
このように考えないとつい感情的になってしまい、お互いを否定するような言い合いになってしまう可能性も出てきます。
我が家の話です。妻がスーパーに買い物に行ってくると言うので、コーラを買ってきてほしいとお願いしました。妻が安かったからという理由であるメーカーのコーラを買ってきてくれたのですが、私が飲みたかったのは他のメーカーのものでした。
どうでもいいエピソードですが、逆に言えばこんな単純なことすら、つまりお互いのことをお互いにわかっていないわけです。
夫婦間だけでなく、様々な場面でよく言われます。
「コミュニケーションが大切」と。
こと、家庭の中では大切なのはわかっていながらも疎かにされがちでもあります。
それは一つ屋根の下で暮らしている安心感が生んでいるものとも言えますが、パートナーと自分はあくまで他人です。
だから我が家では出来る限りお互いの情報の共有をやり続けています。
NPO法人 ファザーリング・ジャパン中国 代表
時短家事コーディネーター
(株)ワークライフバランス認定コンサルタント
広島県子ども子育て審議会 委員
広島県男女共同参画審議会 審議委員
公益財団法人 ひろしまこども夢財団 評議委員
1982年、広島県広島市生まれ。大学卒業後は大手製薬会社に勤務。
次男誕生の際には社内男性初の育児休業(4ヶ月)を取得した。
新潟へ転勤すると同時に「ファザーリングジャパンにいがた」を立ち上げ、代表理事に。
その後様々な要因が重なりうつ病発症。新卒より10年務めた会社を退職し主夫となる。
2人の男子の育児や妻の仕事を支えつつ、フリーライター兼主夫ブロガーとして多様な働き方やライフスタイルについて発信。
昨年4月に広島へUターン。ワークライフバランスコンサルタントとして独立。
主にタスク管理を専門とし、個人、団体問わず様々な分野での働き方改革推進に取り組んでいる。
● 得意分野
・幸せになれるタスク管理
・記録からタスク管理につなげるアドバイス
・部下の立場から見たイクボス(メンタル不調の経験も交えて)
・父親目線からのワークライフバランス。
・ライフデザイン(主夫として生きている経験から)
・現役子育て世代のリアルなパートナーシップ。
● 実績
・岡山県イクボス掘り起こし事業
・JR東日本高崎支社 管理職研修。
・松江市ワークライフバランス推進ネットワーク会議
・新潟市 男性の生き方講座
・新潟市北区 パパ講座
・真人幼稚園様 他 幼稚園でのパパ向け講座
・その他、ワークショップ、パネルディスカッション等多数