フードコーディネーターのご飯作り 料理大嫌い編
今回は料理大嫌いな方へのご提案。
誰でも嫌いな家事はある。その場合一番良いのは「やらない」事。
「今晩、何作ろう?」考えただけで憂鬱な気持ち。ストレスをかかえる。
作らない方法 その1 購入する。
レンジでチンするだけの冷凍食品、スーパーのお惣菜コーナー、そしてコロナ禍から増えた、いままでなかった有名店をはじめとする飲食店のテイクアウト。各地のお取り寄せもいい。作らなくても美味しいものは手に入る。または、外食をする。
この場合の問題点、注意点。
1~2人分なら自分で作るより材料の無駄が出にくいので効率的かも。でも4~5人ともなると作るよりはお金がかかる。
そして購入した場合、栄養バランスがとりにくい。塩分、脂質過多。野菜不足。
余談だが我が家はコロナ禍で外食が極端に減りほぼ3食、私の作ったご飯を食べていたら2人とも2~3キロ減った。(笑)
対策としては脂肪燃焼を助けるお酢、野菜を一緒に摂取すること。
我が家はきれいなガラスの醬油差しにちょっと上等な本格醸造のリンゴ酢を入れて食卓に置いている。油っこいラーメンや唐揚げにかける。野菜を切るのも面倒な方には「ミニトマト、スプラウト」がオススメ。洗うだけ、そして栄養価も高い。
もうひとつ、きれいな器に盛りつける。地元作家の陶器などはいかが?器に美しく盛り付けて一流シェフの気分を味わう。
作らない方法 その2 他の家族に作ってもらう。
家事は分担した方が効率的。よく話し合って出来る方がやる。
朝食担当、夕食担当。ウイークデーとウイークエンドの担当。曜日制。
仕事から早く帰った方が作る。
そして私からの料理大嫌いな方へのご提案。
ご飯作りをコミュニケーションツールと考えるのはいかが?
家族を巻き込みイベント、レクリエーションとして料理に取り組む。
まず、金曜日の夜に一週間分の献立を家族で考える。今は便利なレシピサイトもたくさんあるのでそれを参考に。(ちなみに私もYouTube「にしもとあつこのおつまみクッキング」でレシピを紹介している。)そして土曜日か日曜日に買い出し、副菜作り。これも家族で作る。一人で作るより早い。1時間も作れば結構な数、出来ると思う。そしてここで会話が生まれコミュニケーションがとれる。
日々のメイン作りも、メニューも決まっているし副菜もできているので時短できる。家族でワイワイ楽しみながら、そして食卓に並ぶ料理もみんなで作ったものだからそれについての会話も弾む。
イライラしながらいやいや作るご飯よりきっと美味しいご飯が出来て、家族も笑顔になり、料理って意外と楽しい?と、思ってもらえるのでは?
全部じゃなくても、できるところから発想の転換、ご飯作りの改革に取り組んでみてはいかがでしょうか?
ご飯作りは家事の中でも「美味しいご飯を食べる」というお楽しみがついてくる。
ちょっとだけ工夫したり考え方を変えたりして、楽しいご飯作りライフを送ってほしい。
経歴
アパレル販売、保険外交員を経て平成7年飲食店(ビストロ)を開業。
その後、島根県ブランド推進課のアドバイザーに任命されたのがきっかけで市町村の特産品を使った商品開発に携わる。
また、関東圏、北海道、青森、山形など全国各地の食品メーカーと多数商品開発を行う。食に関する講演や、日本財団「海と日本project」https://uminohi.jp/
の一環で小学生に向けた食育の授業なども行う。山陰中央新報社(しまね酒肴散歩)にて島根県の全47蔵を巡り、その酒に合う肴のレシピを提供。
山陰のテレビ、ラジオ、新聞などにレシピ提供中。
趣味
テニス、ウォーキング、酒肴散歩
性格
一見イケイケ、実は慎重(笑)、方向音痴(笑)
好きな色
ピンク