コラム
2022.11.07

フードコーディネーターのご飯作り

 私の仕事はフードコーディネーター。食にかかわる諸々な仕事をしている。
 テーブルコーディネート専門、メニュープランニング専門など専門家が多い中、私の場合かなり幅が広い。食の「何でも屋」的な。仕事としては家で「たべもの」を作る時間が一番長い。

 我が家は夫と二人暮らし。
 夫は退職後、家に居る。コロナ禍以降は外食も減りほぼ二人で三食「お家ご飯」。
 朝は、卵かけご飯、おじや、納豆ご飯、リゾット、トーストセット(サラダ、卵料理など)これをルーティーンで回している。
 昼は麺類(うどん、パスタ、ラーメン、焼きそばなど)が多い。
 夜は晩酌するのでおかずと言うよりは酒の「あて」が5~8品程度食卓に並ぶ。
 作るのは私。
 何だか参考にならない話で恐縮するが、元々、料理好きが高じて仕事にしているので趣味も料理。私が好きで料理をしているのだから仕方ない。
 一日中、料理をしていたいところだが、作った物のレシピ作成、もちろんクライアントさんのところに出向いていく仕事もあるし、実家の父の介護もあり、我が家のご飯作りにかける時間は朝15分、昼10分、夜10~20分。あまり時間はとれない。

 出来るだけ簡単で早く美味しいものを作って食べたい!と言う訳で私の実施している事。

 その1.作り置き大作戦!
 夕食10分で8品も作れるの?と思われたかもしれないがもちろん無理。その時、作るのはメインの1~2品。他の副菜は時間があるときに作り置きしておく。
 作り置きのポイントは
 まず、食材の選び方。旬の野菜、比較的安定した値段のきのこ、安値のこんにゃくなどを選択。旬の野菜は安価。
 次に味付けはシンプルに。きのこなどは購入したときに小房に分けて冷凍しておけばすぐに炒め物や煮物にも使える。カボチャやブロッコリーなど塩茹でにしておけば後から色々な味付けができる。
 そしてごちゃまぜにしない。余りものがあるとぜーんぶごちゃまぜにして料理しているのを見かけることがある。
 いかにも残り物飯っぽい感じ。私は基本3種類以上の食材を混ぜないことにしている。その方がシンプルでお互いの食材の味がよくわかるし上品。
 シンプルに仕上げるもうひとつのポイント。調味料はちょっといい方を使う事。山陰は美味しい調味料がすぐに手に入る。醬油、みりん、塩など上等な調味料は食材の旨味を引き出してくれて少量でも美味しく仕上がる。

 その2.手順をよく考える
 最初にサラダから作ってない?まず、時間のかかるご飯を炊いてメインの下ごしらえや汁物の準備をしてから副菜を用意すると段取りがよい。用意し忘れてメインが冷めるなんて事にならない様、最終的なテーブルコーディネートを考えてから準備にかかる。

 これだけできっと時短で美味しくご飯が作れるはず。
と、今回は料理好きな方向けのコラムになった。

 次回は料理なんて大嫌い!というあなたの為の作戦を書いてみる。

ライター

経歴
アパレル販売、保険外交員を経て平成7年飲食店(ビストロ)を開業。
その後、島根県ブランド推進課のアドバイザーに任命されたのがきっかけで市町村の特産品を使った商品開発に携わる。
また、関東圏、北海道、青森、山形など全国各地の食品メーカーと多数商品開発を行う。食に関する講演や、日本財団「海と日本project」https://uminohi.jp/ の一環で小学生に向けた食育の授業なども行う。山陰中央新報社(しまね酒肴散歩)にて島根県の全47蔵を巡り、その酒に合う肴のレシピを提供。
山陰のテレビ、ラジオ、新聞などにレシピ提供中。

趣味
テニス、ウォーキング、酒肴散歩

性格
一見イケイケ、実は慎重(笑)、方向音痴(笑)
好きな色
ピンク

CATEGORY

育児

家事

働き方